【PIXTAでイラストを売るには】描く前の重要ポイント

イラスト

イラストや写真素材を購入したり無料でダウンロードできるWEBサイト、本当にたくさんありますよね。海外の素材サイトを含むと、数え切れないくらい。その中で、広告制作向けのサイトの代表であるPIXTA(ピクスタ)をピックアップしてみます。

なんとPIXTAにはイラストカテゴリーだけでも11,471,724件(2020年11月現在)の作品が表示されます。“イラストを販売しているけど売れない”というイラストレーターさんもいることでしょう。
この競合が多い中でイラストを売るにはどうすればいいでしょうか。

この記事の筆者はグラフィックデザイナーです。どういったイラストが広告現場で求められているかを具体的にお話できると思います。

イラストを売るポイント.01

検索キーワードを意識すること

「イラストを販売をしているが全然売れない」という方は、なんとなくイラストを描いて売っていませんか?

イラストを売るためには、描く前にまず検索キーワードの調査をしてニーズを知ることが大切です。どういうこと?と思われるかもしれませんが、どんなに素晴らしいイラストを描いても、検索にヒットしなければ目に止まることもありません。売れるためには検索キーワードがとても重要なポイントになります。

では、具体的に方法を紹介していきたいと思います。

売れているイラストを分析する

まずイラストを描く前に、売れているイラストを調べます。

PIXTAに登録しマイページにログインすると、左メニューの一番下に、「分析ツール」というメニューがあります。これは、PIXTA analyticsといって、どんな素材が買われているか?どんなキーワードを入力して検索しているか?を調べることができる分析ツール。

https://analytics.pixta.jp/  (ログインが必要です)

キーワードランキングと、販売コンテンツランキングというメニューがありますが、ここで販売された写真・イラスト・動画のランキングを見ることができます。

前日、過去7日間、過去30日間それぞれのランキングが表示されるので、どんなイラストが売れ筋なのかを、まず調査してみましょう。

イラストキーワード ランキング

例として、2020年11月12日時点の過去30日間のキーワードランキングは、以下の順位でした。

1位=女性


2位=クリスマス


3位=背景


4位=ビジネス


5位=家族


「女性」というキーワードが一番使われているんですね。季節柄、2位は「クリスマス」でした。

販売コンテンツ ランキング

こちらも同じ期間、売れた順のイラストランキングは、以下の順位でした。

1位=人々(ビル群を歩く人々の風景イラスト)


2位=ジャンプする子供たち


3位=リモートワークイメージ (複数のイラストセット)


4位=いろいろな表情の男女 上半身 (複数のイラストセット)


5位=オッケーサインを出す若い女性、ビジネスウーマン


実際に購入されているのは、ビジネス風景というのも意外ですね。3位のリモートワークイメージが売れるのは、納得という感じです。

狙い目キーワードは?

これを受け、キーワードランキングと販売コンテンツランキングを、クロスしてみました。

1位=人々 ↔ 4位=ビジネス


2位=ジャンプする子供たち ↔ 5位=家族


3位=リモートワークイメージ セット ↔ 4位=ビジネス


4位=いろいろな表情の男女 上半身 ↔ セット =ランキング外


5位=オッケーサインを出す若い女性、ビジネスウーマン 4位=ビジネス


この結果を見ると、2.クリスマス 3.背景 が、キーワードランキング上位でありながら販売コンテンツにはランキングしていません。これは「探されているのに売れていない」ので狙い目のキーワードということになります。

売れているイラストのタグを調べる

上記でどのジャンルのイラストを描くか決めたら、タイトルとタグを付けます。

タイトル

イラストのジャンルと、さらにどんなシーンやポーズなどにするかを決めたら、それを15文字以内で表現しタイトルとします。

これもまず調査をしてみましょう。

  1. クリスマスというキーワードを狙うとして、PIXTA analyticsのキーワードランキングの「クリスマス」をクリックします。

  2. 次に右上に表示順序を並び変える機能があるので、「販売回数順で表示」を選ぶと、一番売れているイラストの順に表示されます。

  3. すると「マスクをつけたサンタクロース」というタイトルのイラストがトップに表示されました(笑)

キーワードが「クリスマス」の場合、サンタクロースとか、トナカイ、もみの木など、普通のものはすでに数多く売られているので、マスクを付けて差別化をしたところ販売数トップになった、というこの例は参考になりますね。

タイトルはキーワードに必ず入らなくても、タグ付けするときにキーワードを入れると検索に拾われますので、デザイナーのニーズを想像し自由な発想で考えると良いと思います。

タグ

PIXTAサイトのコラムで、トップクリエイターが、「売り上げを伸ばすのに1番大切なことはタグ付け。タグは必ず50個入れるように、努力してください」とも言っています。
ただし、不要なタグ、写真と関係のないタグをつけてると、検索してページにアクセスした人に「このクリエーターは不要なタグを多く入れる」と思われて印象が悪くなりますので、そこは気をつけましょう。

実際に50個タグを考えるのはなかなか大変なので。。。同じキーワードで自分も検索してみて、検索上位のクリエーターがどんなタグを設定しているか参考にするといいと思います。

イラストを売るポイント.02

どのように使われているかを知ること

イラストを使うデザイナーは商品・サービスや媒体に合わせデザインイメージを考え、写真よりもイラストのほうが適していたり、予算や時間的に撮影ができない場合に素材を購入します。

そこでおすすめなのが、実際の広告物を見て、どのようにイラストが使われているかを知ること。

例えば女性誌の特集などには、よくイラストが使われています。「女性誌 イラスト レイアウト」のキーワードでグーグルの画像検索をしてみてください。実際にどんな風にイラストが使われているか、よくわかりますよ。

1.手書き風のイラスト

もうひとつ、手描き風のイラストもよく使われます。手描き風イラストはそれだけで絵になるというか、雰囲気が出せるのが大きな理由だと思います。手書き風だとアーティスティックな印象になるので、「可愛いイラストでも子供っぽくならない」というのもポイントかなと思います。

2.シーン、流れ、バリエーションがあるイラスト

「女性誌 イラスト レイアウト」で検索してみたところ、美容関係の人物イラストが多くでてきました。ダイエット特集なら、エクササイズしている、お茶を飲んでいるなどの、シーンを描いたイラストが使われています。

ウエディング雑誌の結婚準備特集では、ブライダルフェア、打ち合わせ、衣装のフィッティングやヘアメイクなど、一連の流れに合ったイラストが使われていました。

流れのあるイラストの場合は、イラストはタッチが統一していないとおかしいので、なるべく多くのバリエーションを用意すると売れやすくなります。

衣装合わせ
結婚式の打ち合わせ

3.加工できるイラスト

時間や予算があればイラストレーターにオファーできますが、広告デザインってタイトなスケジュールの場合がほとんど。PIXTAでさっと買って使えると助かります。

しかし、上記2.のようにシーンや流れのある場合、たとえば、試食会のシーンにケーキが入っているけど削除したい、他のデザインに合わせて色を変えたいなど、必ず変更したい部分がでてきます。そんな時、jpgやpngの場合は加工が難しいですが、ベクターイラストは手を加えやすいので便利です。

ベクターでも手書き風のイラストが作れます。Adobe Illustratorを使っている人はご存じだと思いますが、ブラシライブラリを使うと、かなり手書きに近い雰囲気のあるタッチに加工することができます。

イラストを売るには:まとめ

1.検索キーワードを意識すること
2.どのように使われているかを知ること
PIXTAでイラストを売るための描く前の重要ポイント2つををお話しました。

「検索キーワードを意識する」については、分析データやSEO施策に基づいた方法です。PIXTAサイトのコラムでも、イラストを売るためのガイドとして情報提供されていますので、効果的だと思います。

イラストが売れて、自分の作品が多くの広告に使われたらすごく嬉しいですよね。是非ここで紹介した施策にチャレンジしてみてください。

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投稿者プロフィール

グラフィックデザイナー E.M.
グラフィックデザイナー E.M.
仕事内容:グラフィックデザイン
クライアント:広告プロダクション・印刷会社